千代福 Artspace Chiyofuku

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アートスペース千代福

アートスペース千代福は、旧酒蔵を改装した現代アート空間です。常設展示と表現の場として2003年に8名の作家により発足しました(現在9名)。当ギャラリーは福岡県久留米市の郊外にあり静かな集落と田畑に囲まれた古くは城下町であった安武町にあります。

1992年まで千代福という商標の酒造りがなされていました。当主の野口氏は2002年当時、木造の酒蔵からの解体を始められていたのですが、先代が酒造りのために折角造った建物、何か新しく生み出す事に利用できないかと解体を躊躇されていた、そこに私達がアートの場としての可能性を提案、意気投合して実現の運びとなりました。 施設は、床面積延べ550u、一階天井までの高さ5m二階3m、壁面はホワイトで築39年の鉄筋コンクリートの近代的建物、一、二階の展示スペースと収納空間、屋外屋根付きの作業空間、駐車場も広く付随しており全ての窓は木製の戸が付いて暗室状態も可能です。

これまで舞踏の公演、アート空間でお茶会、サックス演奏、筑前琵琶の演奏会、現代書の発表などの場として、又、メンバーの個展、ビデオアート、インスタレーション、アジア美術館を通じてのアジア作家との交流、更には韓国、釜山郊外にて牛舎を改装した共同創作村アートインオリで制作発表している若手芸術家達との相互訪問交流と美術展も実現しました。
ますますの広がりと充実に向かって、2008年にはフランス、ボルドーのアートスペース、ア・スイーブルとの交流が始まろうとしています。

私達は、見に来てくださった方がたとアーティストがともに作品について語り合い、造形表現の可能性を見いだし、お互いを高め合う場所となること目指して、Art Space千代福をスタートさせました。「一期一会」のことばの通り、私達は展覧会を見に来てくださった方との出会いを何よりも大切なものにしたいと考えています。今後とも、展示の企画やアーティストとの出会いを通して、この筑後川のほとりにある「アートスペース千代福」とおつきあいいただきますよう、よろしくお願いいたします。

沿革‐主催展覧会等‐

2002年  5月、旧千代福酒蔵木造酒蔵解体にあたり、鉄筋コンクリート部の活用打診。11月、鉄筋コンクリート酒蔵をアート空間に向けて動き出す。壁面および二階天井の改修を始める。
2003年  7月26日、8名の作家により「アートスペース千代福」オープン
2005年  「ORI× CHIYOFUKU」オリ・クロス・チヨフク日韓交流展「千代福+」チヨフク・プラス千代福メンバー作品展
2006年  「× CHIYOFUKU ING」日韓交流展「Local to Local」日韓交流シンポジウム
2007年  「千代福夏祭り」映像展
2008年  「第二回千代福夏祭り」日韓交流イベント
 カロリーヌ バゴ「住の展覧」千代福・第二楽章
2009年  「Local to Loca」 アーティスト イン レジデンス 久留米 - 福岡 ー ボルドー 7月〜10月